鉛(Pb)

体内に入った鉛は酵素のチオール基(SH基)と強固に結合し、チオール基を有する種々の酵素の働きを阻害します。

チオール基を持つものとしては、αリポ酸、グルタチオン、NAC(Nアセチルシステイン、グルタチオンの前駆体)などがあります。

特に造血組織でポルフォビリノーゲンシンターゼ(アミノレブリン酸脱水酵素)のSH基に結合して貧血(鉄芽球性貧血)を起こすことが典型例です。

つまり鉛が蓄積すると、ヘム鉄を持つタンパク質の合成は阻害されます。

ALAはGABAと構造が類似しており、鉛過剰によりALAが蓄積すると、GABAの産生が抑制されます。