高血圧とタンパク質

高血圧と低タンパク食との関係は以前より指摘されています。

1999年のHeら2006年のElliottら2008年のWangら2001年のBruckら2002年のLiuらなど沢山の報告があります。

日常から動物性タンパク質摂取量の多い欧米人は、植物性タンパク質と血圧が逆相関しています。

日頃から動物性タンパク質の摂取量の少ないアジア人は、総タンパク質量と血圧が逆相関しています。

要するに、タンパク質をしっかり食べると血圧が正常化します。

血管の構造は、主にコラーゲンとエラスチンと言われるタンパク質で形成されています。

これらはタンパク質から作られるので、タンパク質が足りないと材料不足のためしなびた血管が出来上がります。

低タンパクにより血管の弾性が低いと血管のポンプ機能が働かないために血圧が高くなります。

高タンパク食により弾性を持つ血管が作られて、高血圧を防ぐことが出来ます。

他の高血圧の主な原因は、肥満と動脈硬化です。

血管の役割は身体の隅々まで血液を行き渡らせることです。

肥満や動脈硬化によって血管抵抗が高いと、身体が血圧を上げて血流を確保しようとします。

筋肉や脂肪の極端に少ない人(子供や痩せた大人)は、動脈硬化がなければ、血管抵抗が低いために逆に低血圧になります。

血圧が低くても、血液を身体に行く渡らせることが出来るからです。

高血圧は、生体の適応反応の結果として現れるアラームのひとつなので、安易に薬に頼らずに食事で正常化させるのが原則です。