自閉症の原因〜過去の総論から
まとめ:自閉症は多因子の複雑な組み合わせによって発病します。単一の原因では説明出来ません。
2012年にChasteらは、自閉症が遺伝的要因と環境的要因の組み合わせから生じる複雑な障害であることを報告しています。自閉症の遺 ...
うつ病の5つの治療パターン
まとめ:セロトニン系の代謝だけで見ると、うつ病には5つの治療パターンがあります。
(うつ病の治療法もTMSなどの代謝系以外の治療法もあります。うつ病と一口に言っても、セロトニン系の代謝異常のないタイプがあります。この記事は ...
自閉症とプロバイオティクス
自閉症とプロバイティクスに関する総論(2020年のBarbosaら、2016年のNavarroら、2019年のNgら)が出ていますが、結論は出ていません。
主に牛乳から作られるプロバイオティクスは、腸内細菌叢に定着すること ...
ヤセ菌の話
腸内細菌の中でヤセ菌の代表と言えば、アッカーマンシア・ムシニフィラです。
肥満・糖尿病・炎症との関連で広く研究が行われています。
アッカーマンシア・ムシニフィラが増えると、体重が減り、糖尿病や炎症が軽減すること ...
ADHDと腸内フローラ
まとめ:ADHDの方の腸内フローラの特徴として、多様性の低下とバクテロイデス(下図)の増加があります。
→野菜・果物を増やすことで改善できる可能性があります。
ADHDと腸内フローラに関する研究も沢山報告されて ...
低タンパク食 vs 高タンパク食
まとめ:推奨タンパク質摂取量は、標準量(1.0g x 体重)が目安で、少なすぎても極端に多すぎてもよくありません。
カロリー制限食で寿命伸びるという話がありますが、これはタンパク質制限、特に必須アミノ酸のメチオニンやBCA ...
動物性タンパク質 vs 植物性タンパク質
結論:タンパク質が足りていない人がほとんどなので、必要タンパク質量を満たすことがまずは大事です。
赤肉と加工肉を植物性タンパク質に置き換えると、死亡率が下がるという報告があります。
人間にとって、動物性タンパク ...
イヌイットに自閉症はいない
2006年の国際会議での報告では、過去15年間でイヌイットの子供に自閉症はいません。
また1997年にHemmelgarnらは、大人と子供(31.9%)の喫煙が一般的であるのにも関わらず、イヌイットの子供にアトピーと喘息が ...
腸内フローラの多様性
まとめ:腸内フローラの多様性を改善するためには、複合炭水化物(野菜、果物、海藻)の形で、1日50g以上の食物繊維を摂取することがポイントです。
(50gの食物繊維とは、重さが約700g、または中皿2枚分、または200ccの ...
自閉症スペクトラムの方への腸内フローラ移植
私が所属している腸内フローラ移植臨床研究会で、自閉症スペクトラム検証チームが立ち上げられて、【腸内フローラ移植をご希望の自閉症スペクトラムの患者さんと保護者の方へ】各種検査のご協力のお願いという企画がスタートしました。
私 ...