■薬を使わないADD/ADHD、てんかん、精神症状の治療を行っています。
■バイオフィードバックの中で、神経系のものは特にニューロフィードバックと呼ばれています。脳に関しては、脳波、fMRI、脳血流などの検査がありますが、当院では脳波を用いたバイオフィードバックで治療を行っています。
2019年の総論で、ADHDの標準治療に組み入れられるべき代替治療であると結論されています。(2019年、Enriquenz-Geppertら)
2021年の総論でも、11件のランダム化比較試験(RCT)と非盲検試験が対象としたで、薬物療法単独または行動介入との組み合わせの効果に匹敵すると結論されています。(2021年、Pimentaら)
EEGニューロフィードバックは、治療終了後も少なくとも6ヶ月間は治療効果があることが総論で報告されています。(2019年、 Van Dorenら)
■1回の治療に約40分程度の時間がかかります。(実際の実施時間は30分です)大抵は、5回以内のセッションで効果が現れてきて、約20回で一定の効果が得られます。ADD/ADHDやてんかんに対する一般的な実施頻度は、最初の40回までは週1回、41回以降は2週間に1回です。一般的にこの治療は、治療と言うよりはトレーニングで、効果を維持するには、出来れば月2回程度の施術が必要です。
ニューロフィードバックの利点は、効果が実感しやすいことです。一般的には、数回で睡眠の改善が期待できます。睡眠の質が改善することにより、日中の活力や気分も改善していきます。それらの精神症状の改善に伴って、問題となる症状も改善してきます。