PSAと前立腺癌

まとめ:前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSAは、癌の進行度とのある程度の相関は見られるものの、過剰診断が問題とされています。

部位別のがんの生存率を見ると、前立腺癌の5年、10年生存率が最も高く100%近い数字になってます。

欧米のガイドラインでは様々な意見があります。

「前立腺検診の手引き」より、PSA(PAと記載)と病相期との関係です。

黄色い線が、カットオフラインと言われるPSA 4.0ng/mlですが、癌の病相期との相関はありますが、PSAは低いが病相期は進行している偽陰性が多い結果になっています。

これらの結果から日本ではPSA監視療法が提唱されて、過剰診断を防ぐ試みがなされています。