新型コロナワクチンと流産

(2023年1月18日の記事を加筆・修正しました)

まとめ:妊娠そのものは、凝固系および線溶系の生理的変化による凝固亢進状態(2003, Greer)であり、妊娠中の血栓塞栓症は妊産婦死亡の主な原因のひとつです。(1999, Greer)

妊娠に、新型コロナワクチンによる血栓形成傾向が加わることによって、胎盤機能不全が起こり流産に至ると考えられています。

ワクチン由来のスパイクタンパク質そのものによる血栓促進作用とエストロゲン受容体を介する血栓促進作用があります。

米国の新型コロナワクチンの有害事象報告サイト(OpenVAERS)では、多数の流産が報告されています。

一方で、ファイザー社から他の研究で資金援助を受けている研究者が、妊娠中の COVID-19 ワクチン接種後の自然流産についての報告をしています。

ワクチン接種によって若干リスクは上がるが有意差はないという結果です。(2021, Kharbanda)

利益相反の開示: Lipkind 博士は、COVID-19 ワクチンに関するファイザーの独立した外部データ監視委員会に参加していると報告しました。Naleway 博士は、この研究と無関係な研究に対してファイザーから研究資金を受け取ったと報告しました。ベスコ博士は、ファイザーからこの研究と無関係な研究に対して研究資金を受け取ったと報告しました。


新型コロナ感染症による流産のほとんどは、胎盤の機能不全が原因であることが総括されています。(2021, Kazemi)

SARS-CoV-2スパイクタンパク質はエストロゲン受容体に結合します。(2022, Solis)

SARS-CoV-2スパイクタンパク質はエストロゲン受容体に結合して、エストロゲン受容体が活性化して血栓症のリスクが上がることにより、ワクチンそのもので血栓症のリスクが上がることが懸念されています。(2022, Barbieri)