頭痛・肩こりに使うエキス剤の生薬分析

柴胡桂枝湯は、発熱に伴う頭痛に使います。
釣藤散は、のぼせや高血圧のある頭痛に使います。釣藤散に含まれる石膏は寒証には使えません。石膏はカルシウムを含むので注意が必要です。
抑肝散は、強いイライラを伴う頭痛に使います。
葛根湯は、肩こりに使いますが、麻黄が入っていますので長期使用は注意が必要です。
五苓散は、めまいやむくみを伴う頭痛に使います。
五積散は、冷えによる慢性的な頭痛、関節痛、筋肉痛などに使います。
川芎茶調散は、冷えによる頭痛に第一選択的に使います。気虚、血虚による頭痛には使ってはいけません。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、冷えを伴う頭痛、腹痛に使います。
呉茱萸湯は、冷えを伴う片頭痛に使います。特に高血圧、胃弱のある方が適応です。
桂枝人参湯は、胃弱のある人の頭痛に使います。
半夏白朮天麻湯は、胃弱のある人の冷えによる頭痛、めまいに使います。