新型コロナ後遺症患者の血中のS・Nタンパク質の経時変化
まとめ:新型コロナ後遺症と診断されている多くの患者は、実際にはワクチン後遺症である可能性があります。
以前に開発され最適化された超高感度単一分子アレイ アッセイ(2020, Ogata)(株式会社スクラム)を用いて、新型コロナ感染症患者および新型コロナ後遺症(PASC、post-acute sequelae of SARS-CoV-2)患者の血漿サンプル中のスパイクのS1サブユニット、全長スパイク、ヌクレオカプシド(N)を含むSARS-CoV-2抗原の検査が行われました。
PASC患者では、全長スパイクタンパク質が数ヶ月に渉って長期に検出されました。
一方で、ヌクレオカプシド(N)タンパク質は、急性の感染期にのみ検出されて、その後は検出されなくなりました。
PASC患者群のほとんどは、観察期間の最初からNタンパク質が検出されていません。
PASC患者群で、観察期間中にNタンパク質が検出されるのは、ごく一部です。
PASC患者群の多くは、全長スパイクタンパク質は検出されるが、Nタンパク質は検出されないことから、この患者群では、スパイクタンパク質だけが、体内に残存しているワクチン後遺症群の可能性があります。