新型コロナ後遺症は、ワクチン接種によって起こりやすくなります。

まとめ:新型コロナ後遺症は、新型コロナワクチン2回接種によって約2.3倍起こりやすくなります。

Long COVIDと呼ばれる新型コロナ後遺症は、急性の新型コロナウイルス感染症後の12 週間以上に持続または発症する兆候と症状であると、National Institute for Health and Care Excellence(NICE)は定義しています。

新型コロナ後遺症の487人を解析した結果、統計的に有意な長期にわたる新型コロナウイルス感染症の予測因子は以下のとおりでした。既存の病状(調整後オッズ比(aOR)= 2.00、95%CI:1.16、3.44)、新型コロナウイルスの急性期に多くの症状があった (aOR = 11.24、95% CI: 4.00、31.51)、2 回の COVID-19 ワクチン接種 (aOR = 2.32、95% CI: 1.17、4.58)、病気の重症度 (aOR = 5.71、95% CI) :3.00、10.89)、入院中(オッズ比(OR)= 3.89、95%CI:2.49、6.08)。1回のワクチン接種での多変数ロジスティック回帰の結果(aOR=1.88、95% CI: 0.84、4.22)は、統計学的に有意ではありませんでした。(2022, Arjun)

(aOR 修正オッズ adjusted odds ratio、CI 信頼区間 Confidence interval)