「火葬場が足りない」、多死社会で年間死亡者数が過去最多

2024年7月15日朝日新聞

「遺体を安置できない」葬儀業者の3割超で発生 背景に「火葬待ち」

死者数の増加に伴って都市部で顕在化している「火葬待ち」を背景に、全国の葬儀業者などの3割超で、火葬や葬儀までの間に遺体を安置しておく施設が不足して受け入れできない事態が生じていることが、厚生労働省の研究班の調査でわかった。業者側で受け入れできなかった場合、遺族や故人の自宅で安置しているとの回答が目立った。 全日本墓園協会(東京都)の主管研究員・横田睦さんら研究班の調査に、葬儀業や遺体安置業などの720事業所が答えた。こうした業種は、行政による認可や届け出が不要なため、全国の事業所数はわかっていない。720のうち594事業所(約83%)が、葬儀や火葬の前に、施設で遺体を安置することが「ある」と答えた。そのうち、主に「遺族控室」で安置しているところが約30%で最も多く、冷蔵機能がない「遺体安置室」(約28%)、「遺体冷蔵庫」(約16%)などと続いた。  遺体を安置する理由(複数回答)を聞くと、「葬儀の日程調整」(約72%)、「火葬の予約待ち」(約57%)、「葬儀場の空き待ち」(約48%)をあげる事業所が多かった。  受け入れ体制が不足しており安置できないときがあると答えた事業所は約32%。安置施設の「増設を予定」している事業所が約9%、「増設を検討中」は約30%にのぼった。

2024年2月16日Yahooニュース

多死社会で混雑する火葬場、2週間待ちも 葬儀にどう備える? #老いる社会

2023年10月4日

「火葬待ち」深刻、最長17日…斎場はフル稼働で住民団体「新斎場が必要」

2023年6月26日NHK

火葬ができない 12日間待ちも “多死社会” 年間死亡者数が過去最多