乳幼児、子供への漢方薬の飲ませ方
漢方薬の量は、60キロの大人を漢方薬一包として、体重計算で半量、1/4量などと減量します。
■直接、漢方薬を飲む方法
2歳までの乳児であれば、少量の水で練った漢方薬を保護者の指先につけて、子供の上顎や頬粘膜になすりつけます。
事前に水を口に含ませておいて、上を向くように顔を上げ、口を開ける。その状態で、漢方薬を口の水の中に注ぐ。口内に薬が広がる前に、ゴックンと飲み込む。
■液体に混ぜて、漢方薬を飲む方法
エキス剤の顆粒は、口の中に残りやすいので、まずエキス顆粒をスプーンの背でつぶして、少量の水に入れてよく混ぜます。その後、電子レンジで少し加熱して、顆粒を全部溶かした状態にします。
単シロップ、カルピス、ココアミルク、リンゴジュース、炭酸ジュースに混ぜて飲ませます。
■粘性のものに混ぜて、漢方薬を飲む方法
子供に適量の漢方薬を、ジャム、チョコレートペースト、ピーナッツバター、はちみつ、単シロップ、アイスクリーム、あんこに混ぜて、上顎や頬粘膜になすりつけるか、そのまま内服させます。
漢方は食間に飲むことが基本ですが、やむを得ない場合は、料理(カレー、ハンバーグ、マヨネーズ)に混ぜる方法もあります。
はちみつは、1歳未満はボツリヌス毒素のリスクがあるので注意します。