薬対：荊芥・防風と麻黄・桂枝
rainafterfine| 荊芥 | 辛・温 | 肺・肝 | 祛風解表、宣毒透疹、散瘀止血、祛風止血 | 風邪がない場合や、表虚有汗には使用しない |
| 防風 | 辛・甘・微温 | 膀胱・肝・脾 | 散風解表、勝湿止痙、祛風止痙 | 風邪がない場合や、陰虚火旺には禁忌 |
荊芥と防風は、外感風邪によく同時に使われます。上焦の風寒・祛湿、および止痒に優れ、風邪に伴う皮膚掻痒症に使われます。荊芥連翹湯。
| 麻黄 | 辛・微苦・温 | 肺・膀胱 | 発汗解表、宣肺平喘・止咳、利水消腫 | 過量、連用には注意、多汗には禁忌 |
| 桂枝 | 辛・甘・温 | 肺・心・脾・肝・腎・膀胱 | 発汗解肌、温通経脈、通陽化気、平衝降逆 | 助熱のため熱証には禁忌 |
麻黄と桂枝は、傷寒太陽病（悪寒、浮脈、頭項強痛）に発汗解表のために使います。麻黄湯、葛根湯、小青竜湯。多汗と熱証には使いません。
