肝気鬱結の方剤の解析

肝気鬱結では、鬱から肝気の昇発が阻滞されて、脹って痛む(経絡が阻滞されて胸脇苦満、脾胃が阻滞されて腹部が脹痛、女性では月経不順・月経での腹痛)が出ます。

肝気鬱結には、理気舒肝の柴胡、香附子、枳実、養血柔肝の白芍、当帰、健脾助運の白朮、茯苓、炙甘草を使います。

気滞が重度であれば、莪朮、檳榔子、三稜を使います。

柴胡香附子枳実陳皮檳榔子川芎木香白芍当帰人参白朮茯苓炙甘草沢瀉生姜薄荷牡丹皮山梔子生地黄知母貝母地骨皮麦門冬防風黄連黄芩烏薬縮砂
理気舒肝理気舒肝理気舒肝養血柔肝養血柔肝健脾助運健脾助運健脾助運除湿脾気鼓舞疏散上達瀉火瀉火涼血滋陰養血行気
四逆散
柴胡疏肝散
当帰芍薬散
逍遥散
加味逍遙散
黒逍遥散
滋陰至宝湯
痛瀉要方
女神散
加味烏薬湯

(じょ):のばす、ひろげるという意味。