肝火心火の方剤の解析

肝火(肝火上炎)とは、肝気鬱結から気と火が上炎したもので、頭顔面の症状、特に肝は目に開竅するので目の症状が特徴です。

興奮症状(易怒、不眠)、頭顔面部の熱症状(目の充血、顔面紅潮、頭痛、口苦、めまい、耳鳴り、難聴)、肝経の熱症状(脇痛熱感)が出ます。

心火(心熱)では、心病症状(動悸、不眠、焦燥)と実証の熱症状(再発性口内炎、舌紅、脈数有力)があります。

肝火には、竜胆、山梔子、黄連、夏枯草、青黛などを、心火には、黄連、山梔子、竹葉、木通、蓮心を使います。

竜胆山梔子黄連黄芩黄柏竹葉蓮心牡丹皮木通沢瀉車前子滑石灯心茯苓茯神生地黄当帰柴胡木香藿香半夏甘草青黛大黄桂皮麦門冬地骨皮黄耆人参呉茱萸川芎羌活防風
清心清心降火行気
竜胆瀉肝湯清肝
当帰竜薈丸清肝
三黄瀉心湯清心
交泰丸清心
導赤散清心
導赤清心湯清心
清心蓮心飲清心
左金丸肝火犯胃
瀉青丸清肝
加味黄連解毒湯清心