標本

標本:標(=症状)、本(=根本原因)。

病因現れた症状
先に罹った病気後から出現した病気
発生箇所が内発生箇所が外

治病求本:病を治すには、本(根本)を求めよという意味。

標本緩急:標と本の治療に優先順位をつけること。

標本同治:「標(=症状)と本(=根本原因)を同時に治す」という意味。

急則治標・緩則治本:急なれば則ち標を治し、緩なれば則ち本を治す。急性の場合は標を治す、慢性・緩慢なものは本を治す。虚実夾雑証に対する考え方。

標治先行:まず症状(標)を先に治療。

本治先行:本(本)を先に治療。

先急後緩:急な問題を先に、慢性は後で治す。

先標後本:まず症状を抑え、次に根本を治す(本虚標実に使う)。実証を先に治す。

先本後標:まず根本を治し、次に症状を治す(本実標虚に使う)。実証を先に治す。

扶正祛邪(ふせいきょじゃ):正気を助け(扶正)、邪気を除く(祛邪)。

主次先後(しゅじせんご):治療の主と副、先と後を明確にする。

軽重緩急:病の軽重・緩急を弁えて対応する。

本末先後:本質と末梢、治療の優先順位を明確にする。