Yale大学の岩崎教授の反撃が始まった?ワクチン後遺症ではスパイクタンパク質が長期に残存します。

Yale大学の岩崎教授のグループはこれまで、ワクチンを推進する(2021, Lucas)または、中立的な(2022, Mostaghimi)論文を出してきました。トランプ政権の影響か、はじめてワクチンに警笛を鳴らす論文が出されました。(2025, Bhattacharjee)
最も注目すべき点は、検出可能なSARS-CoV-2感染の証拠がない新型コロナワクチン後遺症患者においても、ワクチン接種から709日後まで循環中のスパイク(S1および全長S)のレベルが上昇していたことが観察されたことです。
ロングコビットとPVSの症状には顕著な類似性があることから、スパイクタンパク質の持続的な存在が慢性症状の原因となっている可能性が推測されています。
新型コロナワクチン後遺症患者(PVS)では新型コロナ感染後遺症患者(MY-LC、筋痛症状を伴うロングコビット)および健常者(CVC、ワクチン接種歴は有るが健康)と比較してS1レベルが高いことが観察されました。

スパイクタンパク質の残存は、ワクチン後遺症群(PSV-I、感染なしワクチン後遺症およびPSV+I、感染既往ありワクチン後遺症)で主に認められており、健常対照群と比べて有意に高かったです。

スパイクタンパク質の検出は、抗体価ではなくSPEAR assaysという質量分析を行いました。
対照群と比較して、PVS参加者は、循環記憶とエフェクターCD4 T細胞(1型と2型)の減少、TNFα+ CD8 T細胞の増加など、免疫プロファイルに違いを示しました。最近のエプスタインバーウイルス(EBV)再活性化の血清学的証拠は、PVS参加者でより頻繁に観察されました。

