一般マスクの漏れ率は86.3%
呼吸という可変する双方向「空圧」に圧力損失の高い平面の「濾材」を立体の顔に無理やり沿わせて、呼吸が都合よく濾材を通過することは不可能です。 このような悪条件で1ミリ隙間があったら濾過できる性能は半減すると言われているが、一般的なマスクの着用は10㎜近い隙間があり、漏れ率は平均86.3%であり、ほとんど防げません。


粘着シール方式による完全密着タイプ高機能マスク(アース製薬株式会社「ウィルガードN99」、以下「マスクA」と記す)に対して、一般マスク(「マスクB」)の漏れ率は、約70%であることが報告されています。(2010, 北島)

日本の雑貨マスクの規格試験(JIST9001)に製品を着用した状態での濾過試験はありません。漏れることを許容した規格試験です。感染症対策用規格(JIST9002=N95規格相当)でなければ、効果を謳うことはできない製品です。 工業製品である以上、用途に対しての効果は試験をして合格した範囲でPRすることができます。雑貨マスクは「感染症対策に効果あり」とは言えない製品です。 なぜか、コロナ騒動では魔法の道具のごとく神格化され、マスクを知らない医師や研究者がこぞってマスクを推奨しました。雑貨マスクの効果は、唾をマスク内に止める効果だけで、呼吸の濾過は全くできません。