各国の中医学スタイル比較
🌏 各国の中医学スタイル比較(臨床・製剤面)
国・地域 | 主な使用形態 | 特徴 |
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中国🇨🇳 | 刻み生薬を煎じる(煎剤) | - 中医師による処方が中心 - 煎じ薬が伝統的で今も主流 - 近年はエキス顆粒剤やカプセルも併用 - 「中薬飲片」制度が整備されている |
台湾🇹🇼 | 生薬単味のエキス製剤(粉末顆粒・散剤) | - 保険制度で単味エキス剤が支給されるため、処方は組み合わせで構成 - 臨床でのフレキシビリティが高い - 煎剤もあるが少数派 |
韓国🇰🇷 | 煎じ薬(個別煎じ)+一部エキス剤 | - 韓医院(ハニウォン)での個別煎じが一般的 - 国家資格である韓医師が診断・調合 - 大型煎じ機による抽出+パウチ包装が広く普及 |
日本🇯🇵 | エキス製剤(混合済み)が主体 | - 医師の保険診療で使われる漢方薬はほぼエキス顆粒(ツムラなど) - 古方派など一部では刻み生薬の煎じもあるが少数派 - 医師・薬剤師・登録販売者が使用 - 処方は既製品に限定されがち |