ワクチン接種義務は「奴隷制」 米フロリダ州、全廃表明
【AFP=時事】米南部フロリダ州のジョセフ・ラダポ公衆衛生長官は3日、就学児に義務付けるワクチン接種を含むすべてのワクチン接種義務を廃止する方針を表明し、疾患を予防するためのワクチン接種を奴隷制になぞらえた。 【写真】CDC元所長ら9人、NYタイムズ寄稿でケネディ氏を批判 ラダポ氏がバルリコのグレース・クリスチャン・スクールで、「フロリダ州公衆衛生局は知事と協力し、フロリダ州におけるすべてのワクチン接種義務の廃止に向けて取り組んでいく。ワクチン接種義務はすべて、一つ残らず廃止する」と述べると、聴衆から歓声が上がった。 ラダポ氏は「ワクチン接種義務の一つ残らず間違っており、軽蔑と奴隷制に満ちている」と主張。 「今ここに立っている私が、皆さんの体に何を入れるべきかを指図できるだろうか? 皆さんの子どもの体に何を入れるべきかを指図できるだろうか? 私にそのような権利はない。皆さんの体は神からの贈り物なのだ」と述べた。 実現には州法の改正が必要となるが、フロリダ州はワクチン接種義務を廃止する最初の州になる見通し。【翻訳編集】 AFPBB News