ウイルス感染後遺症で説明出来ないワクチン後遺症

(2025年2月12日の記事を加筆修正しました)

■HPV感染症とHPVワクチン後遺症は、局所感染と全身刺激の違いが原因。

HPV L1 タンパクに対する分子相同性が自己免疫を誘導するとすれば、HPV 感染者にも自己免疫疾患の発症が見られるはずだが、HPV 感染と自己免疫疾患の関連は報告がない。(2024, 城、角田)

HPVの自然感染では主に 子宮頸部・外陰・咽頭などの粘膜上皮 に感染しますが、無症状です。多くは 免疫によって数か月~数年で自然排除される。

一方でHPVワクチンでは、免疫系への全身刺激 があるため、慢性的な全身症状として「後遺症」が発病するリスクがあります。

■ロングコビットと新型コロナワクチン後遺症は、侵入経路がACE2だけのウイルスと、LNPにより全身の細胞に入る違い。

新型コロナ感染症についても、感染後遺症のロングコビットよりもワクチン後遺症の方が明らかに重篤です。

この原因は、感染症ではウイルスの侵入経路がACE2レセプターしかないのに対して、ワクチン後遺症では脂質ナノ粒子(LNP)が人体のすべての細胞に侵入して、スパイクタンパク質を作る点にあります。