自然感染マーカーのN抗体について

SARS-CoV-2 SN-タンパク質の両方に対するIgG抗体の血清陽性率は、指数後21日で約90%の陽性に達する直線的な傾向に従いました。Nタンパク質血清陽性率はより急激な速度で低下し、293日後に68・2% [95% CI: 63・1–70·8%]に減衰し、S抗体血清陽性率は87・8% [95% CI: 86・3–89・1%]の率を300日間維持しました。(2021, Alfego)

インドにおける研究で、新型コロナ感染後のN抗体の陽性率は、7日以内では約35%、10日から28日以内では約75%、6週から10週以内では約78%でした。 (2021, Thiruvengadam)

合計13,802人の適格な個人が58,770の毛細血管血液サンプルを提供しました。抗体サンプルの日付から0-269日以内に、合計537人がPCR陽性が確認されたSARS-CoV-2感染があり、そのうち432人(80.45%)がヌクレオカプシド抗体(N抗体)陽性でした。(2022, Navaratnam)

新型コロナ感染の軽度の症状の患者は、より重度の症状の患者と比較して、抗体価がない/低かったことが示されています。抗ヌクレオカプシドIgG産生は、COVID-19の徴候と症状の重症度を反映しています。N抗体陽性は、感染中のウイルス量によって影響を受ける可能性があり、ウイルス量が高いほど、より高いレベルの抗原曝露とより深刻な症状を引き起こします。(2021, Ali)