WHO SAGOでドロステンが用いた新型コロナウイルス人工合成説のスライドの解説(ワクチンに関する議論を含む)
人工説の根拠とされるポイント
- フーリン切断部位(Furin cleavage site, FCS)
- SARS-CoV-2に特徴的な部位で、感染力を高める。
- SARS系コロナウイルスには通常存在せず、MERSには存在。
- 2017年に「人工MERS」に類似の改変がなされており、SARS-CoV-2もそれを模倣した可能性が高い。
- 核局在化シグナル(NLS, nuclear localization signal)
- スパイクタンパクが細胞核に入りやすくなる配列。
- NLSによって「エストロゲン受容体関連のがん」増加と関係する可能性がある。
- 自然界のMERSにはないが、人工改変によって導入されている例がある。
- 毒性と感染性のバランス
- プロリンを含む配列は強毒性だが感染性が低い。
- そのため自然に広がりにくい。
- ところが「武漢株」にはこの強毒な形が存在し、不自然だと指摘。
ワクチン設計の問題
変異株が広まった後も、武漢株のスパイクをベースにしたワクチンは「強毒性の配列(NLS含む)」をそのまま使っていた。最初からアルファ株やデルタ株をベースにワクチンを設計していれば、より安全だった可能性が高い。「ウイルス学者がこの危険性を知っていたのに、安全なワクチン設計に活かさなかった」ことを強く批判。
https://zenodo.org/records/15380908
https://www.youtube.com/watch?v=DKZXcIJdgx4