歯磨き粉

まとめ:歯磨き粉も出来るだけ使わないほうが良いです。

口の中などの粘膜には、皮膚と違ってバリア壁となる皮膚膜がなく、角化層が薄く、顆粒細胞層ありませんので、皮膚吸収と比べて口腔内粘膜からの吸収力は何百倍にもなると言われています。

一般的な歯磨き粉の成分は、ほとんどが石油由来の合成化学物質であり、体内に入ると毒性を発揮するだけでなく、合成品なので簡単に解毒・排泄が出来ません。

ほとんどの歯磨き粉には、発泡剤の「ラウリル硫酸ナトリウム」という成分が配合されています。これが合成洗剤にも使用される合成界面活性剤といわれるものです。

この合成界面活性剤は合成洗剤にも入っている泡となる成分ですが、強い細胞毒性を持つことが知られてています。

人間の身体は、ちくわの様な筒状の構造になっており、その表面には細菌がびっしりと生息していて、人間の生命活動を保護してくれています。人間は細菌との共生生物です。

腸内細菌叢が最も重要と言われていますが、近年は口腔内細菌叢の研究が進んでいます。

各々の細菌叢は連携し合っており(2019年、Dragoら)、口腔内フローラは特に肥満、糖尿病、膵臓癌、大腸癌などの全身疾患に関係していることが明らかにされています。(2019年、Luら

口腔内フローラの問題が脳に影響を与えることも報告されています。(2020年、Olsenら

歯磨き粉に含まれるすべての成分が、この口腔内フローラに悪影響を与える可能性があります。

特に口内炎や味覚障害などの口の中にトラブルがある方はもちろん、健康を目指す方は、歯磨き粉を止めてみる、出来るだけ減らす、天然成分の歯磨き粉に変える方法があります。

たくさんの種類の100%天然成分由来の歯磨き粉が販売されています。