脇汗・ワキガの中医治療

中医学では、「腋臭(わきが)」は一般的に「体気」、または「狐臭(こしゅう)」という病名で呼ばれます。この名称は、腋下から発する特有の臭いがキツネの臭いに似ていることに由来します。

肝陰虚無臭の汗、易驚、焦燥感、不眠、多夢、潮熱、五心煩熱、口乾咽頭乾燥舌紅、苔少、脈細数弦六味丸合一貫煎加減熟地黄、山薬、山茱萸、沢瀉、茯苓、牡丹皮
沙参(滋陰)、麦門冬、生地黄枸杞子当帰、川楝子(行気
肝胆湿熱臭気のある汗(脇臭、わきが)、納少、口苦、口粘、口乾、身体がだるい舌紅、苔黄膩、脈滑弦竜胆瀉肝湯加減竜胆、黄芩、山梔子、沢瀉、木通、車前子、当帰、生地、柴胡、生甘草
甘露消毒丹加減滑石、茵陳蒿、木通、藿香、白豆蔲、菖蒲、薄荷、浮小麦(ふしょうばく、収渋)、黄芩、糯稲根(じゅとうこん、収渋)
蒼朮、黄柏、茯苓、薏苡仁、白花蛇舌草、棉花根(めんかこん)

わきがの治療は、湿熱を取る煎じ薬を使いますが、主体となるのは外用薬(密蛇僧散など)です。