癌痛に対する中医治療
癌痛の発生機序としては、邪毒の侵入と臓腑気血の虚損の本虚標実が起こり、不栄則痛、不通則痛となる。

| 血瘀 | 刺痛、固定痛、夜間痛、押すと痛みが強くなる、顔色黒い、肌膚甲錯(きふこうさく、肌が乾燥・硬化) | 舌紫暗、瘀斑、脈渋 | 化瘀通絡、失笑散合血府逐瘀湯 | 蒲黄、五霊脂 合 当帰、生地黄、桃仁、紅花、枳穀、赤芍 |
| 気滞 | 腫痛、胸悶、げっぷ、溜息、便秘 | 苔薄白、脈弦 | 理気止痛、柴胡疏肝散 | 柴胡、香附子、枳穀、陳皮、川芎、芍薬、甘草 |
| 寒凝 | 激痛(温めると軽減、冷やすと悪化)、冷え性、便溏、小便清長 | 苔薄白、脈沈細 | 温経散寒、附子理中湯 | 附子、人参、白朮、乾姜、炙甘草 |
| 鬱熱、熱毒 | 局所の灼熱感、痛みが急迫、発熱、口乾口苦 | 舌紅、苔黄、脈弦数 | 理気泄熱、丹梔逍遥散 | 当帰、白芍、白朮、柴胡、茯苓、甘草、生姜、薄荷、牡丹皮、山梔子 |
| 虚損、気血両虚 | シクシクする疼痛、一進一退、倦怠感、顔色不良、口唇淡、めまい | 舌淡、苔薄、脈細弱 | 益気養血、帰脾湯 | 人参、黄耆、白朮、甘草、生姜、大棗、当帰、遠志、茯神、酸棗仁、竜眼肉、木香 |
肌膚甲錯(血虚風燥、瘀血、脾虚失調で、皮膚が乾燥して潤いを失い、カサカサして粗く、魚の鱗やサメ肌のように見える状態)


