保険診療を基本としますが、一部自費で後遺症外来を行っております。メール相談も行っております。
日本での新型コロナウイルス感染症は2020年1月に始まったと言われていますが、実際は2019年12月に第ゼロ波が最初です。はじめて新型コロナ後遺症の方を診察させて頂いたのは、2020年夏頃でした。見たことがない複雑な神経症状が出ていましたので、何らかの感染後の自己免疫疾患であろうと考えて治療を行いました。ゼロ波の後遺症であったと考えています。
その後、新型コロナ後遺症の方の時々診察させて頂いていました。2020年秋頃には耳鼻科などの先生方が新型コロナ後遺症外来を開設するようになり、紹介して診て頂きましたが、そこでワクチンを勧められて症状が悪化してしまいました。
新型コロナウイルスもそのワクチンもほぼ同じ成分なので、同じ病態が起こることは明らかですが、未だにコロナ後遺症専門外来や大病院ではワクチンを推奨するケースがあります。
新型コロナ後遺症もワクチン後遺症も、数日から数週間の中期ではACE2受容体を介する血栓症、数ヶ月の長期では自己免疫疾患として慢性疲労症候群や線維筋痛症に似た多彩な症状を呈しますが、発症機序も症状もよく似ています。
これらの後遺症では、スパイクタンパク質が長期間体内に残存していることが明らかにされています。
また、この長期で起こる自己免疫疾患の病態は、インフルエンザ、ポリオ、テング熱などの後遺症として知られる急性感染症後症候群(PAIS)や、HPVワクチン後遺症として知られるHANS症候群とも似ています。新型コロナ後遺症ではME/CFSと共通する自己抗体が、検査を受けた全例で検出されることが既に報告されています。(2021, Wallukat)
この自己免疫疾患は免疫系のバリアを突破された時に起こってきます。今後はワクチンを打たないことが最も大切なことです。
治療の第一選択は薬ではなく、日常の食事や生活から組み立て直します。必要栄養素を最適化させることと、後遺症を改善させる食物を摂取して、悪化させる食物をなるべく避けることをお勧めしています。半日断食が有効なケースもありますし、交感神経優位になっていますので、正しい呼吸などでこれを改善していくことも大切です。
食物とは、ある意味単なる化学物質です。その種類によって症状の改善と悪化に直結しています。食事療法が科学的で経済的で根治療法的な治療法です。
緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートや、レタスなどの野菜に含まれるケルセチンなどはACE2受容体を介して、中期の血栓系の後遺症症状に効果があります。後遺症でみられる代謝障害は、動物性タンパク質の不足を示しています。
食事療法だけで不十分な場合は、サプリ、漢方薬、薬物を使わせて頂く場合もあります。
保険診療を基本(一部自費)として、その他にも様々な治療を提供していますので、個別に相談に乗らせて頂いております。
重症度が高い方は、強い倦怠感のため継続通院が困難になるため、電話やメールでフォローさせて頂いております。
ワクチン後遺症の国への報告(PMDA)は、医師の義務として行っております。
ワクチンの被害に会われた方の救済をするために予防接種健康被害救済制度があります。これはご自身で自治体や国に被害を申し出る非常に手間の掛かる制度です。この制度のサポートなどもされている「新型コロナワクチン後遺症」患者の会への登録が、被害救済のための第一歩になります。
「新型コロナワクチン後遺症」<<近畿地方>>患者の会も出来ました。