さくさくごまいわし

気分安定剤として炭酸リチウムという薬が昔からあります。

体内のリチウムの濃度をある程度に保つことによって、気分の安定や躁鬱症状を改善させるという治療薬です。

気分障害だけでなく、リチウムが除去された浄化水の使用と自閉症の増加との関連も指摘されています。

この炭酸リチウムという薬は、標準治療ではリチウムの血中濃度のコントロールが簡単ではありません。

少なからずリチウム過剰の問題が出てきます。

杉山登志朗先生が、炭酸リチウムの少量処方という極少量での有効性を提唱されています。

少量のリチウム摂取であれば、過剰症の問題は起こってきません。

食べ物では、イワシにリチウムが多く含まれていることが報告されています。

リチウムの生物学的半減期は10時間と短いので、体内のリチウムは日々失われています。

薬を使わずに、イワシを毎日摂取することによって、リチウムを体内に保持させて、気分の安定を図る方法があります。

炭酸リチウムの少量処方と同じ考え方です。

簡単に毎日イワシを摂取する方法が「さくさくごまいわし」などの乾物です。

タンパク質とカルシウムの補給にもなります。

一人一日一匹の摂取であれば、2か月ぐらいは持つと思います。