プロテインを摂りたくない!<その3>

(3)地域の食文化が教えてくれること

1.日本の米所、伝統的に米を大食する地域が教えてくれること

東北大学名誉教授の近藤正二先生の提言を振り返ってみます。

米偏食大食の食習慣のあるところは必ず長寿者が少ない。

「住民が一般に早老であり、脳卒中による若死が非常に多い。東北地方とくに秋田県の米作村はその好例で、40歳頃から脳卒中が多発し、また60歳ごろから農作業をやめるのが常識である。」

血管系に特に問題が出てきて、短命になるのが、糖質過食と低タンパク食の特徴です。

県別の寿命を見てみても、米所が厳しい結果になっています。

世界的に見るとインドネシアやラオスが現代の米大食の地域になりますが、同じ問題が起こっています。

2.人類史上最も健康な種族と言われるイヌイットが教えてくれること

カナダ北部に住むエスキモー系民族のイヌイットと呼ばれる部族がいます。

生肉を主食として大量に食べることが知られていますが、生活習慣病や癌などの現代病が極端に少ないことが知られています。

ウェストン・A. プライスの「食生活と身体の退化」によると、イヌイットが未開の状態にある時代では、いかなる時代のいかなる種族にも劣らない、卓越した身体と完璧な歯を持っていたと言われています。

昔のイヌイットは、究極の糖質制限、高タンパク食を実践出来ていました。

残念ながら、1960年以降は急激に食の欧米化が進み、それまで極めて少なかった肥満、虫歯、高血圧、糖尿病、癌、心筋梗塞、脳梗塞、うつ病などの現代病が蔓延するようになってきています。

3.イモばかり食べるパプアニューギニア高地人が教えてくれること

イヌイットとは逆に、ほとんどタンパク質を摂取せずに、炭水化物だけの食事をしているのが、パプアニューギニア高地人です。

本多勝一さんの書籍によると、「住人はけが人だらけで、しかも傷は100%化膿している。他にも皮膚病、内蔵疾患、精神疾患などが疑われる現地の人が多かった。」、

「イモを主食とすると栄養として不完全なことは明かで、腹部の肥満が顕著である。特に女性の腹部は異常に巨大である。」、

「イモを主食とするためタンパク質不足が起こり、低身長になる。平均身長は男性でも約155センチである。幼児期に都会に移住した男性は、170センチを越える身長になった例もある。」と記載されています。

この状態も、糖質過食と低タンパク食の典型例です。