極端な糖質制限に対する疑問

2021年1月9日

(この記事は間違いを見つけたので、一部修正しています)

糖質制限と言っても、アトキンスダイエット、スーパー糖質制限、ケトジェニックダイエット、緩めの糖質制限のロカボなど様々な方法があります。

極端な糖質制限に対する疑問を持っています。

1.赤血球と肝臓はケトン体を利用できません。

ミトコンドリアのない赤血球やケトン体を産生するが利用できない肝臓では、ブドウ糖をエネルギー源として利用しています。

肝臓では、ケトン体以外のあらゆるもの(ブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸、グリセロール)をエネルギー源として使います。

2.核酸はブドウ糖から作られます。

米国科学アカデミーは、安静時に脳と赤血球で1日に130gの糖質が消費されると計算しました。

さらに、1日の平均運動消費より1日に60gの糖質が筋肉で使われるので、合計で1日に130g+60g=190gの糖質量が適量であると算出しました。

(ケトン体を使うことが出来る人は、糖質の適性量は、脳はケトン体を使うことが出来るので、この190gより少なくなると考えます)

3.TCA回路を回すには、オキサロ酢酸が必要です。→間違いでした。

ケトン体からアセチルCoAが作られてTCA回路に入って行きますが、TCA回路を回すにはオキサロ酢酸が必要です。

TCA回路を回すのにオキサロ酢酸とアセチルCoAが必要と考えていましたが、消費されるのはアセチルCoAでオキサロ酢酸は再利用されますので、消費されません。この第三項目は修正します。

身体の代謝経路から考えるとこのような結論になります。

4.子供の低成長

極端な糖質制限を行うと、ケトン食療法に近づいて行きますが、子供にケトン食療法を行った場合は成長を抑制することが示唆されています。

食事全体に脂質の占める割合が高くなるために、タンパク質の摂取量が減ることが主な原因と考えられていますが、糖質制限によっても成長抑制が起こる可能性があります。

経済を優先させて、糖質制限を認めないガイドラインは問題ですが、糖質制限理論も完全には解明されていないと考えています。

極端な糖質制限で全く問題ない方も居るそうですが、私の理解を超えたことや個人差があるのだろうと想像しています。