耳管開放症とダイエット

耳管開放症は著明な耳閉塞感、 開放した耳管を通して自声が中耳に入るため、自声強聴、呼吸性耳鳴などの症状があり、 また難聴や肩凝りなどの付随症状を伴うことがあります。

耳管は立位(あるいは座位)で開きやすく、臥位で開きにくくなります。臥位では耳管の周囲にある静脈叢に血液が貯留し、耳管を主として前方から圧迫するため耳管が閉鎖しますが、立位になると、血液が身体下方に移動するため、静脈叢の血液も減少し、耳管が開きやすくなります。耳管開放症は臥位では症状が無くなります。

耳管開放症は、立位で生活する人類に宿命的な疾患と言えます。

また、会話・発声をするために自声強聴を来すわけで、耳管開放症の原因はさまざまですが、立位歩行と会話という人類の2つの特性が、耳管開放症を起こす最大の素因と言えます。

原因としては、急激な体重減少によるものが最も多く、耳管の周囲の脂肪組織の減少によって、耳管が開放しやすくなると考えられています。

体重減少の原因としては、男性は疲労や悪性疾患、女性はダイエットが多いことが知られています。

体重減少が原因となる耳管開放症は、体重を元に戻すための食事療法が有効です。