内的批判者

We all have Partsの内的批判者(Inner Critics)の記事のまとめです。

内的批判者は、トラウマサバイバーが必ず持っている防衛者の1人です。内側から自分自身に対して、執拗に厳しく批判してきます。

内的批判者は、人生を厳しいものにしたり、治療を遅らせる場合もあるので、特に注意する必要のあるパーツです。

内的批判者には様々なタイプがあります。

ある内的批判者は、傷つくことを防ぐために、こじんまりと目立たないように、主人格を適応させます。

この内的批判者は、わざと自尊心を傷つます。

またある内的批判者は、恥をかいたり、他人から傷つけられないようにするために、高いレベルでの仕事、学業、容姿などを押し付けてきます。

特に厳しい内的批判者は、過去のトラウマ体験を二度と繰り返さないようにするために、本来は被害者である立場のトラウマ体験に対して罪悪感を感じさせて、決して許しません。

最も混乱させる内的批判者は、あなたの存在意義を問うことで、あなたを破滅させます。

まるで、生きていることが危険すぎるかのように感じさせます。

この内的批判者も、あなたを守ろうとしています。

■内的批判者の治療

第一ステップは、その内的批判者のエネルギーや声を認識して、興味や好奇心を持って、どうやってその内部批判者があなたを助けようとしているのか知ることです。

思考:この内部批判者は自分の一部のパーツである。まるで、自分自身のように感じるけど。

質問:なぜあなた(内部批判者)は今私に干渉してくるのですか?あなたは何を心配しているのですか?

好奇心を持つ:私が子供だったときに、あなたのようなパーツを持つことで、どのような役に立ったのでしょうか?

あなたが内部批判者とより多く会話する度に、時間とともに、内部批判者はあなたをより信用するようになります。他の防衛者と同様に、十分に承認されたことが分かると、内部批判者はあなたに、彼らが保護してきた若い追放者に会わせてくれます。

追放者の物語を優しく目撃することで、追放者の負荷を手放すことが出来ます。その後、防衛者は同じ役割のままで存在しなくても良いと感じるようになり、その代わりに、自由に休んだり、新しいやり方であなたを助けてくれるようになります。