POTS(体位性頻脈症候群)

体位性頻脈症候群(Postural Orthostatic Tachycardia Syndrome, POTS)は、起立したときに心拍数が大きく上昇し(頻脈)、座ると改善する疾患です。(2021, Vernino)(2017, Wells)(POTS and Dysautonomia Japan)

循環血漿量が減少していることが原因のひとつです。

■自己免疫疾患、感染症、ワクチンとの関連も指摘されています

POTSとOD(起立性機能障害)は起立ストレス(2016, Rowe)と関連しており、ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)でよく見られる症状です。(2015, Miwa)

ME/CFSでは、自律神経の血管拡張に関係するβ2アドレナリン受容体に対する自己抗体を持ち、この機能障害が血管収縮と低酸素の原因となると考察されています。(2020, Wirth)

新型コロナ後遺症後にPOTSはよく見られることからLong covid POTSと呼ばれています。(2021, Raj)

新型コロナワクチン接種後のPOTSも報告されています。(2022, Park)(2021, Reddy)(2022, Hermer)

HPVワクチン接種後にPOTSなどの自律神経症状が出現しており、その患者において自己抗体が存在することが報告されています。(2018, Blitshteyn)

POTSでは、アドレナリン作動性およびコリン作動性受容体抗体の存在が指摘されています。(2017, Ruzieh)