食欲と3大栄養素
まとめ:糖質は一時的に食欲を抑えますが、リバウンドで間食したくなります。タンパク質は3時間後の食欲を抑制して間食を防ぎます。現代的な精製糖質中心の食事は間食しやすくなります。一方、高タンパク食は食欲を抑制します。
高タンパク食が、高炭水化物食と高脂肪食と比較して、食欲抑制効果が高いことが知られています。(1996, Johnston)(1999, Westerterp-Plantenga)(1998, Poppitt)
ヒトでもラットでも、血糖値が食欲の短期的調節因子であることが報告されています。(2003, Schultes)
血糖値の低下が、空腹感の増加と同時に起こることが報告されています。(1999, Melanson)
タンパク質摂取は、3時間後の食欲を減退させることが報告されています。(2006, Bowen)
ホエイプロテインは、魚、鶏肉、卵と比較して最も食欲抑制効果が高いことが報告されています。(2010, Pal)
タンパク質の摂取量が多いほど食欲は満たされますが、食事回数を増やすだけでは食欲は満たされないことが報告されています。(2010, Leidy)
高タンパク食は、高炭水化物食と高脂肪食と比較すると、食欲を満たすことが報告されています。(2012, Brennan)
飽和脂肪酸は食欲のコントロールに大きな効果があることを示唆する十分な証拠がありますが、エネルギー消費の刺激が弱いため、長期的には不飽和脂肪酸よりも体重増加につながる可能性があります。対照的に、一価不飽和脂肪は食欲のコントロールにはあまり効果がありませんが、エネルギー消費を刺激する効果があるため、長期的には体重コントロールに有益である可能性があります。(2022, Behrouz)