断食後に甘い飲み物を飲むと、脂肪肝になります

まとめ:後遺症治療で、断食が勧められていますが、断食後に甘い飲み物を飲むと、脂肪肝になる場合があるので注意が必要です。断食後の糖質摂取は、根菜などの低GI食品を勧めます。

断食によって、体内脂肪が分解されて遊離脂肪酸が増えますが、甘い飲み物を摂取するとインスリンが分泌されて、脂肪分解が脂肪合成に変わります。

肝臓は門脈を介して急激な栄養流入に対応して脂質を処理する主要な器官です。(門脈仮説)皮下脂肪などの体脂肪は長期的蓄積に適していますが、急性な糖質負荷では肝臓が優先されます。(2015, Patterson) (2012, Hattori)

特にコーンシロップ(high-fructose corn syrup)などを飲料として摂取すると、インスリンが強く分泌されて、脂肪合成を強く誘発します。(2010, Tappy)