新型コロナワクチン接種済みの人も感染源になります
北米のウィスコンシン州でデルタ変異株が優勢だった2021年6月28日から12月1日までの期間に、単一の民間研究所で検査された、完全ワクチン接種者(n = 9,347)またはワクチン未接種者(n = 11,084)の前鼻腔スワブ検体20,431の陽性検体のRT-PCRサイクル閾値(Ct)データを比較しました。ワクチン接種済みと未接種者の検体で、同様の割合と力価で感染性ウイルスが検出されました。これらのデータは、デルタ変異株に感染したワクチン接種済みの個人が感染性SARS-CoV-2を排出する能力があり、COVID-19の拡散に関与している可能性があることを示唆しています。(2022, Riemersma)
論文の要約は上記ですが、2群間の力価は同等ではなく、ワクチン接種群が有意にウイルス量が多い、つまりワクチン接種した方がより感染源なるというデータです。
