アーレンシンドローム
アーレンシンドロームとは、視覚過敏症の一種で、ある波長の光の感受性が高いために起こる視覚の困難のことです。
アーレンシンドロームの見え方はYouTubeで紹介されています。
アーレンシンドロームと診断された66名について、発達障害との併存を調べた結果、アーレンシンドロームのみであった者が27名(40.9%),ASD,ADHD,LDの発達障害の併存が見られた者が39名(59.1%)でした。障害の中では,重複を含めるとASD(37.9%)が最も多く,次いで,ADHD(28.8%),LD(10.6%)の順となりました。(2021年、佐藤ら)
学習障害のひとつであるディスレキシア(読字障害、失読症)は、高次脳機能のひとつですが、アーレンシンドロームは入力光の情報処理の問題であり区別すべきであると指摘されています。(2018年、熊谷)