中医学のうつの8分類
2025年1月29日
向井誠先生のうつの8分類をまとめました。(中医臨床、108) 心火に使う生薬として、黄連、連翹、山梔子、木通、生地黄、鬱金、夏枯草、竜胆、灯心草、竹葉があります。(中医臨床、90) 実証 心化亢盛証 三黄瀉心湯 大黄、黄 […]
祛風薬のうつへの適応
2025年1月29日
中医学の熄風と祛風(=解表薬)は、直線的な反対関係ではなく、意味が異なります。 熄風 祛風(=解表薬) 内風 外風 止める 排除 ■祛風薬のうつへの使い分け(中医臨床、通巻91) 辛温燥祛風 辛温潤祛風 辛涼祛風 降気 […]
疏肝薬と疏泄の過大・過小
2025年1月23日
疏肝解鬱は、柴胡、香附子、川楝子、青皮の4つ。疏肝は、肝気鬱結を疏散すること。 柴胡 辛涼解表 疏肝解鬱 肝鬱気滞の脹痛 解鬱の第一選択、昇気に注意 香附子 行気止痛 疏肝解鬱 肝鬱気滞の脹痛 枳実 行気 気滞食積の脹痛 […]
シェーグレン症候群の中医治療
2025年1月19日
シェーグレン症候群は、ドライアイとドライマウスを主症状としますが、中医学では総合乾燥症、燥証、神水将枯(しんすいしょうこ)と呼ばれます。 肺陰不足 生脈散合清燥救肺湯加減 人参、麦門冬、五味子、玉竹、桑葉、薄荷、枇杷葉、 […]
新型コロナ感染・ワクチンと間質性肺炎
2025年1月11日
ハーマン・リッチ症候群と呼ばれた急性の間質性肺炎が初めて報告されて以来、間質性肺炎の研究の歴史は、西洋医学では80年程度と新しい疾患です。 治療の主体となる抗線維化薬の効果は、数か月から1年程度の延命効果と考えられていま […]
高血圧の診断基準の大きな問題
2025年1月10日
1.昨年から高血圧の基準が緩和したという話は誤報です 全国健康保険協会(協会けんぽ)が未治療の高血圧者に対する受診勧奨基準を収縮期血圧160mmHg以上または拡張期血圧100mmHg以上に設定したのは、平成25年度(20 […]