■治療は食事を基本として、様々な方法があります
治療の第一選択は薬ではなく、日常の食事や生活から組み立て直します。
現代食を減らして和食中心にします。言い換えると、タンパク質・野菜・果物を中心に食べるようにします。高タンパク・高線維食です。
必要栄養素を最適化させることと、後遺症を改善させる食物を摂取して、悪化させる食物をなるべく避けることをお勧めしています。半日断食が有効なケースもありますし、交感神経優位になっていますので、正しい呼吸などでこれを改善していくことも大切です。
食物も薬と同じで、ある意味単なる化学物質です。その種類によって症状の改善と悪化に直結しています。食事療法が科学的で経済的で根治療法的な治療法です。
緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートや、レタスなどの野菜に含まれるケルセチンなどはACE2受容体を介して、中期の血栓系の後遺症症状に効果があります。後遺症でみられる代謝障害は、動物性タンパク質の不足を示しています。新型コロナ後遺症では低カルシウム・高マグネシウムが有効であり、高カルシウム血症を防ぐために、乳製品を制限する必要があります。グルタチオン点滴の著効例が見られますが、自宅でグルタチオンを増やす食事療法をお勧めしています。赤字は後遺症に有効な成分です。ブログで検索すれば、解説しています。

食事療法は治療の基本ですが、現代社会では最も難しい治療とも言えます。残念ながらあまり食事療法が出来ない、食事療法だけでは不十分な場合が多いため、サプリ、漢方薬(五味除去散など)、薬物、点滴などを提案させて頂いております。
全国有志医師の会のコロナワクチン後遺症研究会の知見をもとに、治療法を日々アップデートしております。
保険診療を基本(一部自費)として、その他にも様々な治療を提供していますので、個別に相談に乗らせて頂いております。