世界78カ国で小麦粉に鉄が添加されている
この本に詳しく書かれています。
一方で、「これだけ鉄対策がなされていても、貧血への効果はほとんど出なかった」と、残念な記載が載ってます。
これは、鉄だけ増やしても、タンパク質が足りない問題があると思います。
体内で鉄は、そのまま補因子として機能する以外に、鉄タンパク質として機能してます。低タンパクだと、この鉄タンパク質が作れませんので。
もうひとつの問題は、タンパク不足があると鉄の吸収が出来ないようです。
つまり細かく言えば、優先順位は、タンパク>鉄になります。
鉄とタンパク質は、連動してます。鉄不足があれば、タンパク不足になります。
タンパク不足があれば、鉄不足になります。
食べ物で、たくさん鉄を含んでいるのは、納豆と肉です。特にレバーです。
鉄欠乏のない珍しい人は、納豆か肉かをたくさん食べています。
納豆と肉には、鉄とタンパク質を両方含んでいます。
ほうれん草も鉄分が多いですが、毎日ほうれん草を食べている人は聞いたことがありません。
サプリや処方薬が良いと思いますが、苦手な人は、納豆とかレバーとか勧めています。
三石先生は、「肝臓は解毒器官だから、レバーは勧めにくい」と言われてましたが、三石先生の時代は公害の被害が激しい時代でしたから。
現在は、どうなんでしょうか。私は時々レバーを食べていますが。。