タンパク質を摂るほど、タンパク質の合成能力は上がる
タンパク質の摂取量を増やすほどと、筋肉のタンパク質の合成能力は上がります。
低タンパク食の場合は、筋肉も血管も脳も、まんべんなくタンパクが不足した状態になります。
身体での、タンパク質合成は24時間休みなく行われており、どの臓器でも必要なタンパク質がまんべんなく作られています。
タンパク質合成の臓器優先性はないからです。(三石理論)
三大栄養素の中で、タンパク質だけは貯蔵できません。
毎日尿から排泄されるので、毎日摂取しないといけません。
脳のタンパク質も、タンパク質を摂るほどに、合成能力は高くなります。
脳の神経伝達物質が潤沢に作られて、脳がよく動くということです。
イメージに例えると下図になります。
目標値や有効限界量を明確に示す論文はありません。
目安として、目標値が体重 x 1.5〜2.0g と考えています。規定量の倍あたりです。
タンパク質の取り方も、一度にまとめるのではなくて、分散させた方が効果的であり、1食で摂るタンパク質は30gあたりが限界であると一般には言われています。
アメリカのプロテインバーは、最低量が36gと大量になっています。
タンパク消化能力の低い日本人の場合は、1食で5gが限界、15gが限界という人も多いと思います。
消化能力の個人差が大きいいうことです。
「食トレ」で、だんだんタンパク質を沢山摂れるようになってきます。
半年とか、1年ぐらいかかって、やっとタンパク質が食べられるようになる人も多いです。
タンパク質の摂り方としては、1日量ではなくて、1食量で考える方法もあります。
とりあえず毎食20gのタンパク質摂取を目標にする。
摂取可能であれば、毎食25g→毎食30gと増やしていく。
(このグラム数は、自然タンパク質とホエイプロテインの合計量です)