BDNFとニューロフィードバック

2019年8月28日

脳波のトレーニングのニューロフィードバックで、BDNFが増加すると言う論文が出ています。

つまり、ニューロフィードバックは脳の成長を促す可能性があると言うことです。

この論文は症例数も少なく、今後の追試が必要だと思いますが、電気けいれん療法やTMSでBDNFが増えると言う論文は沢山出ています。

外部からの電気刺激で、結果として脳波の変化をもたらすのが、刺激系の電気治療です。

電気けいれん療法、TMS、当院で実施しているLENSも、刺激を与える方法は違いますが、脳に作用するメカニズムはほぼ同じです。

これに対してニューロフィードバックは、自己調整能力によって脳波を変化させます。

より自然な治療法だと考えています。

外部からの電気刺激でも、内部での自己調整でも、脳に与える影響や脳波を変化させるメカニズムはよく似ています。

ニューロフィードバックの脳波の改善機序は、ブルトーザー原理と呼ばれています。

LENSの作用機序も同じくブルトーザー原理によって脳波が変化します。

以上から電気けいれん療法と同様に、ニューロフィードバックによってBDNFが増えて、脳が成長する可能性があると考えています。

昔から、送電線の近くの米はよく育つとか、雷が多い年は豊作であるなど言われています。

「稲妻」と言う漢字の語源もここから来ているそうです。

これも、電気刺激がBDNFなどを介して、成長を促したと考えることが出来ます。