BDNF

ホルモンは、特定の臓器の内分泌腺より血中に分泌される生理活性物質です。

サイトカインは、免疫細胞や造血細胞などから分泌される生理活性物質です。

成長因子とは、増殖を促す生理活性物質のことで、その中で神経細胞に作用する生理活性物質を特に、神経成長因子または神経栄養因子と呼びます。

神経栄養因子のひとつであるBDNF(脳由来神経栄養因子)は、神経細胞の生存・成長・シナプスの機能亢進などの神経細胞の成長を調節する脳細胞の増加には不可欠な神経系の液性蛋白質です。

学習や記憶、情動、摂食、糖代謝などにおいても重要な働きをすると言われ、うつ病や認知症に関係することが報告されています。

つまり「頭の良くなる物質、記憶の良くなる物質」として注目されています。

長年の研究の結果として、BDNFはたとえ微量であったとしても、 記憶力を維持し、またその産生増加は、記憶力を高めます。一方で、遺伝子改変等による過剰(異常)な生産が生じると、神経毒性やアポトーシスの増強、記憶力の低下、痙攣源性を示します。

すなわち、BDNFの有する正負両面の機能性の存在が明らかにされています。

適度にBDNFを増やすことが大事でその方法として、以下の方法が推奨されています。

1.運動

2.適度な空腹時間の導入。

3.頭を使うこと