人体六〇〇万年史

人体六〇〇万年史(上下)は、人類の進化・食事・健康・疾病についての書籍です。

ヒト、チンバンジー、ゴリラは元々は共通の祖先でしたが、900万年前にゴリラと分岐して、さらに600万年前にチンパンジーと分岐しました。

元々は果実を主食とした食事でしたが、果実以外にも植物の葉や茎や樹皮も食べていました。

果実と言っても現在の果糖に富んだ果実ではなく、食物繊維の多い果実を終日採集しては、噛んでいたと言われています。

蛋白質は、昆虫や腐肉なども少量ですが食べていました。

本格的に肉食がはじまったのは、260万年前と言われています。

その後は、1万年前から農業がはじまり、穀物を中心とした食生活になりました。

さらに、200〜300年前から精製糖質を作ることが出来るようになり、精製糖質が食生活の中心になっています。