精神刺激薬のよる低成長の問題

2004年にレビューが出ています。

精神刺激薬は、ケースによっては必要ですが、食欲抑制作用があり、成長に影響を与えます。

精神刺激薬をはじめると食欲は半減するという印象を持ってます。

おおざっぱに言えば、身長はタンパク質、肥満は糖質が関係しています。

脳もほぼタンパク質と脂質で作られていますので、脳の成長もタンパク質の摂取が重要です。

発達特性を持つ子供さんは、低身長のケースが少なくないです。

元々偏食や小食があるためですが、そこに精神刺激薬を飲むと、さらに成長の問題が出てきます。

一般的に精神刺激薬は、多動や衝動性を第一の標的症状として、不注意を第二の標的症状として出されています。

多動や衝動性は、年齢と共に落ち着いて行くことが多いです。

これは、脳が成長することによって、多動や衝動性を抑制出来るようになると言うことです。

やむを得ないケースもあるかと思いますが、精神刺激薬は身体や脳の成長を抑制するので、長期的な視点で見れば、逆効果と考えています。