放射能事故対策としての安定ヨウ素剤
放射能事故対策として、安定ヨウ素剤の事前配布が原発周辺の自治体によって行われています。
原子力規制委員会などから詳しい資料が出ています。
ポイントをまとめると以下です。
1.原則的に1回だけ医薬品のヨウ素の高容量の服用を行う。サプリや食事では代用できません。
2.飲むタイミングが重要で、暴露されるの24時間から2時間前に服用する。
暴露されてから16時間以降に飲んでも効果は薄い。
効果は24時間以上は持続する。
早く飲み過ぎると無効、遅すぎると逆効果になります。
3.代謝の激しい若年者が対象であり、40歳以上は効果は期待できない。


食事やサプリで摂る量の約100倍を1回だけ摂って、暴露後の甲状腺への放射性ヨウ素の取り込みをシャットアウトするという機序です。