抗真菌剤があまり効かない理由

爪白癬や膣カンジダ症がなかなか良くならない、再発を繰り返すという話は良く聞きます。

腸カンジダ症が改善しない理由も、基本的には同じです。

抗真菌剤が効かない理由は、真菌症の原因となる医薬品、食事、環境要因を排除出来ないからです。

真菌症を防ぐ食事も、難易度が高いのである実際に行うのは困難かも知れません。

常在菌が日和見感染を起こすので、一旦良くなっても、原因があれば再発してきます。

抗真菌剤が全く効かないという話ではありません。

抗真菌剤はある程度の効果はありますが、原因が解決出来ていなければ、また繰り返してしまうという話です。

急性期は医薬品で乗り切って、慢性期は栄養療法で根治に近づける方法が、多くの疾患で有効な考え方だと思っています。