グルテンフリー・カゼインフリーと交差反応

2019年11月6日

海外では常識になりつつあるグルテンフリー、カゼインフリーですが、日本ではまだ浸透していません。

グルテンは、小麦などに含まれる遺伝子組み替えで作られた特殊なタンパク質です。

プロリンというアミノ酸が沢山含まれており、食べ物にゴムの様な弾力性を与えますが、消化しにくいという欠点があります。

大昔の古代小麦のパンは、大きなお好み焼きのような形で、膨らみがなく、固いものでした。

弾力と柔らかさを与えるためにグルテンが開発されましたが、一見口当たりは良くても消化しにくいです。

タンパク質は胃と小腸で分解されて吸収(=同化)されますが、分解しきれないタンパク質は異物と見なされて、アレルギーの対象になります。

少量のグルテンであれば、分解可能な人も多いでしょうが、ほとんどの人は大量のグルテンは分解酵素が足りなくなって、全部は消化しきれません。

毎日パンや牛乳を摂取していると、腸管で日々アレルギー反応を起こし、慢性炎症を起こしているということになります。

私はパンを食べても平気だと言う人もいるとは思いますが、もうひとつの大きな問題は交差反応です。

交差反応とは、似通ったタンパク質に対してアレルギー反応を起こしてしまうことです。

グルテンと交差反応を起こす主なタンパク質が、乳製品に含まれるカゼインです。アミノ酸配合がプロリンリッチで似ているからです。

小麦製品が合わない人は、乳製品でもアレルギーを起こし、乳製品が合わない人は、小麦製品でもアレルギーを起こす可能性があります。

また、メロンパンはダメだけどサンドイッチは大丈夫だとか、牛乳は飲めるけどチーズはダメとか色々なパターンがありますが、基本的にはグルテン関連、類似タンパク質に対する食物アレルギー反応です。

遅延型アレルギーは量と相関するので、症状の有無は量の問題になります。

少量なら大丈夫ということは、小さな炎症だから気が付かないということに過ぎません。腸の炎症が、免疫力の低下に繋がるので要注意です。

結論としては、小麦製品と乳製品はハイリスク食品で、できるだけ避けた方が良いと言うのが私の考えです。

米、玄米、そば、果物、根菜、豆乳はローリスク食品ですが、どんな食べ物でも食物アレルギーを起こす可能性がありますので、同じ物を食べ続けないこと=フードローテーションが基本です。

安くておいしい物ばかり食べていると、肥満や病気になることはアメリカが証明しています。

健康になるためには、個人が賢くなるしか方法がありません。

「先に農家にお金を払うか、後で薬屋にお金を払うか」という諺があります。