セシールによる自閉症の食事療法

2019年11月5日

キャリン・セシールの自閉症が食事療法で完治!!という本があります。

賛否両論がありますが、ヒント集として読んでいます。マイルズくんの回復日誌です。

1.小麦や牛乳の食物アレルギーと関連して、耳の感染症がよく起こる。

2.小麦や乳製品を摂取後に、症状が悪化する。→除去食療法で症状が改善した。

3.ワクチン接種後に高熱を繰り返す。発達障害児にはよくある。

4.ウイリアム・ショー博士は、腸カンジダ症とリーキーガット症候群と自閉症との関連を提唱されている。

生まれつき免疫系に問題があるか、または抗生剤の使用で腸カンジダ症になる。

→マイルズも抗カンジダ剤を投与後に便の状態が良くなり、症状も改善した。

5.除去食療法に反応する自閉症児としない自閉症児の違いは、アレルゲンとなる食物に曝された期間と関係があるのではないかと考察されている。

6.リムランド博士は、自閉症に対してビタミンB6、マグネシウム補給療法を提唱しているが、この治療に反応する人と反応しない人がいる。

7.リムランド博士の自閉症の発病仮説。

ステップ1:遺伝的に食物アレルギーの素因を持っている。

ステップ2:ワクチン接種やなんらかの感染症によって、免疫システムに負荷が掛かる。

ステップ3:なんらかの感染症になり抗生剤を投与される。

ステップ4:腸カンジダ症になり、リーキーガット症候群と免疫システムの破綻が起きる。

ステップ5:小麦、牛乳のアレルギー反応が起こり、それらが腸内から体内になだれ込んで、脳のオピオイドレセプターに作用して、精神症状を起こす。

(自閉症児にオピオイド拮抗薬を投与しても改善が認められなかったという報告がある。一方で、これはオピオイドレセプターのタイプによる違いに過ぎないという説明もされている。)

7.マイルズは少量の乳製品、小麦製品でも反応して、激しい症状を起こす。

8.マイルズが、小麦と牛乳製品を除去すると、次の別の食物アレルギーが出現した。

9. 自閉症児は、小麦と乳製品以外にも様々な食物にアレルギーを起こすが、そのパターンは驚くほど似ている。

10. 多種類の食物にアレルギーを持つ人は、鶏肉とジャガイモとビタミン・ミネラル剤だけで生活する人もいる。

11. マイルズに有効だったサプリはDMG(ジメチルグリシン)。

12. バナナ、ピーナッツ、バター、りんごなどに多く含まれるフェノール類を食べると症状が悪化する子供もいる。この子たちをフェノールキッズと呼んでいる。フェノール類はカンジダを増殖させる可能性がある。

13. 遺伝性疾患であるダウン症で、強い食物アレルギーが出ることがある。

14. セシールは小麦に問題があると思ったらすべての小麦製品を取り除き、牛乳に問題があると思ったらすべての牛乳製品を取り除いた。

15. セクレチンが自閉症に対して有効である可能性がある。

→RCTで現在は、ほぼ否定されている。

16. 3年間の除去食療法で、マイルズが食べられるものが増えた。

17. MMRワクチンと自閉症との関連については論争の末に、現在は公式には否定されている。

18. 体内に蓄積した水銀がDDP-IV活性を低下させて、白血球のDDP-IV活性を低下させて免疫力を下げて、耳の感染症、腸カンジダ症などを起こしている可能性がある。

以下は、私の考察です。

1.腸カンジダ症の悪循環グルテンフリー・カゼインフリーと交差反応の内容と同じです。

2.ワクチンは免疫システムにダメージを与えるので、可能なら延期する。

3.複雑な食物アレルギーでも、現在は遅延型アレルギー検査で、ある程度は判定出来ます。

半年除去すれば、再び少量なら食べることが可能になる場合もあります。

4. DMGがマイルズに有効だった理由は、メチレーション回路に問題があったからです。本来ならTMGの方がベターですが、DMGはメチル化されてTMGとなり、ホモシステインをリサイクルしてメチオニンに戻します。

DMGの投与でメチレーション回路が改善したものと考えます。