Deep Nutrition

2020年1月14日

Shanahan先生のDeep Nutritionの内容の一部を抜粋します。良書です。

■病気はランダムに発病するのではない。遺伝子が期待する食物が得られなかったことによって発病する。

最適な遺伝子発現を促進する栄養素を補給すれば、ほとんどすべての病気を排除することが出来る。

■21世紀世代の寿命は10〜20年短くなる。

■良い栄養は、エピジェネティックな失敗で発病した病態を元に戻す可能性がある。

■食物とは、環境と交渉する第一の方法である。

■急性期医療などのおかげで、一見すると寿命は延びているが、寿命が短くなるというデータもある。

1830年の100歳のアメリカ人の比率は0.02%。

1990年の100歳のアメリカ人の比率は0.015%。

現代の100歳に到達すると予想されるアメリカ人の比率は0.001%。

■ヒトの食物中のビタミンCが豊富だったために、ビタミンCを作る代謝回路はほとんど使われる必要がない状態が続いていた。ビタミンCを作る遺伝子そのものも「眠い」状態でした。

その後ヒトは、遺伝子の突然変異によってビタミンCの合成遺伝子は、不活性化して恒久的にビタミンCを作ることが出来なくなった。

■Deep Nutritonが勧める四つの柱、出来るだけ毎日、頻繁にこれらの食材を取る。

これらの食物が、遺伝子を望みどおりに動作させ、遺伝的可能性を最大限に引き出すことが出来る。

1.骨付き肉

2.内臓の肉

3.発酵食品

4.植物も動物も新鮮な食材

■この4つの柱は、特定の食品ではなく、食事の戦略である。

■ボーンブロスを摂取することで、コラーゲン製造遺伝子のスイッチをオンにする。

■妊娠前、妊娠中、成長期にわたる栄養が、顔や身体の対称性に影響を与える。

特に妊娠中のお菓子、揚げ物が、タバコやお酒と同様に問題である。

■高炭水化物食(お菓子、スナック、砂糖、根菜など)が子供の認知発達に影響を与える。高IQと関係する栄養素は、ビタミンE、オメガ3、ヨウ素である。

■免疫システムを最適化するためには、腸内細菌叢の多様化と微量栄養素を最大化させる。

土に触れられる屋外で遊ばせること、発酵食品を摂ること、土壌由来のプロバイオティクスを摂取するべきである。

■骨格の記録によると動物性タンパク質の摂取が、体格と相関する。

■脂質科学者は、コレステロールと飽和脂肪酸が問題では無く、酸化多価不飽和脂肪酸が問題であると長年訴えている。

■植物油は加熱してはいけない。

■植物油が、脳の発達を阻害する。

■砂糖が全身のホルモンのバランスを崩し、糖尿病などの生活習慣病だけでなく、酸化ストレスから最終的には糖化や老化に影響する。

■コカインよりも砂糖は依存性が高い。

■食物は化学情報。

■コラーゲン重要であり、そのためにボーンブロスなどの骨付き肉を摂る。

炎症はコラーゲンにダメージ与えて、老化に繋がる。

■自閉症に対する食事療法としては、植物油と炭水化物と加工食品を減らす。これらが、炎症および酸化促進性の原因となるので。食事療法で、精神の過敏性、消化管の炎症、アレルギー疾患を軽減して、脳の可塑性(=脳は生涯に渉って新しい神経結合を作り続ける)に働きかけて、自閉症を治癒に導く。