EAAの問題点

2020年2月11日

EAAが大流行ですが、問題点について考えてみたいと思います。

1.価格

一般的なホエイプロテインに比べて4倍以上の値段設定になっています。

現在は、格安のホエイプロテインが1キロ2000円以下で出ています。

長期的にプロテインを摂ることを考えると、コストの問題も考えないといけません。

2.必須アミノ酸配分の問題

どうゆう訳か、一部のEAAでは必須アミノ酸のトリプトファンが入っていません。

必須アミノ酸は8種とも9種とも言われ、結論は出ていません。

トリプトファンやヒスチジンは必須アミノ酸ではないという考えもあります。

いずれにせよ、アミノ酸製造過程のややこしいアミノ酸を、ヒトは自分で合成することを放棄して(ビタミン化)、必須アミノ酸と呼ばれるようになってます。

エネルギーコストの懸かる問題を他者(食物や腸内細菌など)に依存するのが生命の進化の基本原則です。

トリプトファンをヒトが自分で合成するのはちょっと大変なので、外から摂取した方が良いです。

トリプトファンは睡眠や気分に関係する大事なアミノ酸ですから、十分に摂っておきたいところです。

EAAはBCAAを進化させたようなもので、筋トレ用には良いのだろうと思いますが。

3.胃酸、ペプシンなどによる分解能

ヒトの身体は、さぼろうさぼろうとする様に出来ています。

タンパク質の消化の際には、胃酸やペプシンや内因子が胃壁から分泌されて、消化されていきます。

これらは、単にタンパク質の分解だけでなく、食物中の雑菌の殺菌やビタミンB12の吸収に関与しています。

EAAはタンパク質が細かく刻まれた形で、アミノ酸単体かペプチド(アミノ酸が2つ以上結合したもの)なので、胃酸やペプシンが沢山存在しなくても消化・吸収が出来るはずです。

長年の低タンパクでタンパク質を食べるとムカムカして食べられない人が最初に使うには良いかもしれませんが、長期的にはホエイプロテンで全く問題はないですし、最終的には必要タンパク量の約半分は食事から摂って行く方が良いと考えています。

精製タンパク質だけでアミノ酸を補給していると、胃酸や内因子などの分泌低下に繋がる恐れがあります。

三石理論でも、体重の1/2000をプロテインで、1/2000を食事からタンパク質を摂るとなってます。

栄養療法の基本は、自然に近い形(crude)の前駆体(precursor)を摂取して、自分で活性化することです。